HUMMER先生(濱崎潤之輔 先生)の最新刊が届いた。
(いつも献本していただき、ありがとうございます。光栄&感涙です!)
写真では分かりにくいが「990」の文字が金箔っぽく仕上げられている。
スタイリッシュな色合いの中に、王者の風格が漂う表紙である。好きかも。。
ターゲット1900よろしく、英語教育本では歴史と伝統を誇る旺文社。
質実剛健なHUMMERさんのイメージに何となくピッタリ。
内容について。
「模試派」のワタクシ的には、
こういう「強化本」の類は推奨しないのだが、その中身は果たしてどうか。
相対評価の指標(類似本)としては、
TOEICにおける国内最強 ドS本の異名を誇る、
以下の加藤優先生の本とBEYOND990本が正しいだろう。
上記2冊より、HUMMERさん本が勝っている点は、
「問題量の多さ」と「スッキリ感」だと思われる。
また、旺文社の伝統秘技「赤黒白の3色刷」は目を落ち着かせてイイ。
あと、HUMMERさん本は模試が切り離せて良い(Usability/ 重宝度High)。
※ピンポイントで
「模試本の感じ」が出せている点は実に心憎い演出である。
問題の質は「過去問の加工」になるのは、もはやセオリー。
この3冊の著者は、それを熟知している。
よって問題の質に関しては、3冊とも高品質。
あえて言及する必要はないだろう。
問題量はHUMMERさんの本が1番多い。
しかし、それれいてクドくなく、スッキリ感があるのは、
パリのコンコルド・ラファイエッドで食べたミルフィーユを思わせる。
実に美味しく、濃厚なのにスルスルいけるのは非常に大きなポイントである。
メルシー。
トレーニング問題数内訳(Part5/7のみ抽出)※実際はPart1-7まであります。
Part5/3セット(本番仕様の40問「連続置き」のデザイン)
Part7
SP3問/3セット
SP4問/5セット
SP5問/2セット
DP 4セット
+ 模試1回分 である。
Part5はバラバラ配置せずに「01-40問」を連続で置いているところがイイ。
本番は何がどういう順番でくるか分からないからね。
解説はシンプルではあるが、なんつーかこう、くどくなく、
全体を邪魔してない感じでデザインされているのが良い。
また、Part5の間違い選択肢は「金のフレーズ」的な、
TOEIC(上級者向け)頻出単語が多く、選択肢までカバーしたい感じアリ。
多分 そういうのを狙ってる。愛情の選択肢を。
と、いうことで、
この3冊の990本で優先順位をつけるなら、
1.HUMMERさん本
2.Beyond
3.全問正解本
という順位が、偽らざる感想である。
献本いただいたという、貰ったバイアス(笑)を抜かしても1位!!
繰り返すが、客観的な指標として「問題数」もHUMMERさん本が1番多い。
とくに、Part5/7を重視したい人には、この順位で間違いないだろう。
※断っておくが、3冊とも素晴らしく、ハイレベルな争いの中での順位である。
他の900以上の対策本は本屋でチェックしても「フッ・・」と、
1分以内に本棚に戻してしまうものばかりである(申し訳ないが)。
なので990を目指す特化トレーニングをしたい人は上記3冊から選ぶことになる。
【結論】
問題数が多めで、レイアウトも良く、
模試も切り離せて使えるHUMMERさん990本はオススメ。(Part5/7に注力したい方は特に)
ナイス仕上がり。
全て終えたので追記(2013.7.31)
Part1の写真連射はニヤリ☆とさせられる
模試はPart2の本番の難問再現?というか、
全体的に本番っぽくないと感じた。唯一のマイナス点。
Part5は韓国問題、日本の過去問などミックスさせている。
Part7は本番から離れていない程度に、
問題文までこだわり(トリック?)があるので、
良いトレーニングになる。
結論
やはりイイ!
(Part1/5/7の強化なら、特にオススメ)