今年の正月、とある重鎮に「英語を教えてほしい」と、言われました。
完全にお金に目がくらみ、教えることにしました(笑)。
一応、指標があった方がよいので「TOEIC860超/1年間で」と、
ビジネス英作文として私とのやり取りは全て英語でのメール、
そして、昨秋に編み出した「ビジネス英語メソッド」を駆使し、
月に数回、教えていました。忙しい重鎮なので連絡は全て秘書さん経由。
そして、その美人秘書とチョメチョメが発生する予定でしたが、
残念ながら秘書さんは、私より年上の男性秘書(オヤジ)兼、運転手(涙)。
まずは最初のTOEICを受けてもらい、スコアは530・・。
うそーん!!!海外との交渉や支店もある会社の重鎮なので、
700はいってくれると思いましたが、ダメでした。
ただ、偉そうに話すスピーキングの技術はありましたが、
それは英語能力を誤魔化すための苦肉の策だと私は見抜いていました。
(ただし、このオラオラ系は内気な日本人には必要なテクニックです)
そこで最初に行ったのが、
「クイックネスの強化」です。
英語は日本語に比べて「手数が多い言語」ですから、
日本語のようにチンタラ話していては劇的な変化は生まれません。
とくに、重鎮はまもなく「60歳」ですから、
人間そのものの機能が落ち目なのは否めません。
特に日本人は多く話すと「チャラい奴」だと思われるので、
この文化的背景を理解した上で導かねばなりません。
ここでいう「クイックネスの強化」とは、
話すのを早くするのではなく、
「反応の速さ」と「強弱の起伏」をつけることです。
日本人が感情が高ぶった時を普段の英会話や考え方に持ちこみます。
例えば、
「この前の決算、結構よかったみたい。てか、このカレー、美味いっ!」と、
美味いカレーがくるまで抑揚が発生しませんが、
英語ワールドでは、
「この前の決算、結構よかった みたい。
てか、このカレー、美味いっ!」と、強弱のポジションが多いのが特徴です。
なので「外国人はリアクションがデカい」となるのですが、
実態は「抑揚の回数が多い」ということ。
※根拠は
『英会話のメカニズムそのもの』参照。
なので、その反応、
筋肉とニューロンを素早く接続していく方法も伝授しました。
このクイックネスの強化と同時に、
TOEIC英単語と、模試を与え、解法とともに指導していくと・・・
530(1回目)
→ 775(2回目)
→ 925(3回目)
これまでにも、800をすっ飛ばし、
700台→900台に届かせたことは何度かありますが、
3回目でかつ、ほぼ半年で「400点上げた人」は初めて見ました(汗)。
しかも、もうすぐ還暦を迎える「ほぼ爺さん」です(失敬)。
「はっはっはー、ヨージさんのおかけですよ」と高笑いでしたが、
これはインターネット公開の処理ミスでは?という可能性もあるので、
来週のアビメを待ちたいところです。
しかし、書斎には私が渡した「30回分の模試」が使い倒してありました。
「戦後を支えたパワー、恐るべし」です。
久々にミラクル見ました。
とりあえず「雅山」で、肉の祝賀会だそうです。
肉食老人、恐るべし。
ふー。